坂井市三国町で29日朝に竜巻が発生 木が折れ 住宅の屋根瓦が落ちる
大気の状態が不安定となっている中、29日朝、坂井市三国町で突風が発生し、倒木や住宅の屋根瓦が落ちる被害がありました。気象台による現地調査の結果この突風は竜巻と断定されました。
■動画を撮影した男性
「車で仕事場に行くときに見えたので、波止場の先に 大きかったので撮った 」
29日午前7時ごろ、三国町で撮影された動画です。
この突風で、周辺では木が折れたり、住宅の屋根瓦が飛んだりする被害が確認されました。
気象台では29日から現地調査を行い、折れた木の高さなどから突風の規模を調べました。
■気象台の調査員
「海から吹いてきた突風によるものと思われる ただ折れている範囲が非常に狭く、この1本だけなので、強い風が吹いた範囲もそれほど広くない」
調査の結果、突風は竜巻と断定されました。
風速は35メートルとみられ、プレハブの物置がひっくり返るほどの強さだったということです。
気象台によりますと、大気の状態が不安定になると突風が発生しやすいということで、竜巻注意報などが出された場合は、外出を控え、頑丈な建物の中で過ごすよう呼びかけています。