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「融雪災害」に注意! 気温上昇で"ざらめ雪"に 非常にもろく滑りやすい 雪下ろしは十分注意を

2025年2月25日 19:42
「融雪災害」に注意! 気温上昇で"ざらめ雪"に 非常にもろく滑りやすい 雪下ろしは十分注意を

県内には今月、大量の雪が降りましたが、週末にかけて気温が急上昇することで注意が必要なのが「融雪災害」です。雪に関する災害に詳しい長岡技術科学大学の上村靖司教授に話を聞きました。

■長岡技術科学大学 上村靖司教授
「ここ1~2週間で1番心配をしているのは、住宅等の倒壊」

上村教授によると、気温が上がりますと雪の見た目は縮み、量が減ったようにも見えますが、実際には雪がスポンジのように水を吸収しているため、雪が降ってから1週間から2週間経った頃が最も重くなるそうです。

また、雨が降った場合もすぐに流れ出さずに雪に染み込むため、より一層重くなります。

■長岡技術科学大学 上村靖司教授
「福井県でいうと大野や勝山。非常に雪が多いエリアだと1平方メートル当たり1トン以上の雪が載っている可能性がある」

まだまだ夜や明け方は冷え込むこの時期。雪が解けたり凍ったりを繰り返すことによる雪の状態の変化にも注意が必要です。

■長岡技術科学大学 上村靖司教授
「気温が上がって水を含むと、ざらめ雪の状態に変化する。ざらめ雪で水を含んだ状態は非常にもろく、滑りやすい」

週末にかけて雪下ろしをする際は、足元が滑りやすいため、気を付ける必要があり、雪崩や落雪にも十分な注意が必要です。

最終更新日:2025年2月25日 19:42
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