"寒暖差疲労"に要注意 急激な変化で自律神経に乱れ 倦怠感やめまい、頭痛など 服装選びや半身浴など対策を
県内は17日、先週の陽気から一転、冬に逆戻りしたかのような寒さとなりました。この時期は急激な寒暖差による体調の変化に注意が必要です。
枝いっぱいに咲く白くかれんな花。福井梅の産地・若狭町では、開花が遅れていたウメの花がようやく見ごろに。
一方、福井市の養浩館庭園では、本格的な春を前に、雪つりの撤去作業が行なわれていました。
■庭師 森口朝行さん
「重い雪がたくさん降ったけど、うまく雪つりも機能して、枝が折れることもなく春を迎えられてよかった」
3月も後半に入り、街はすっかり"春ムード"かと思いきや…。
■庭師 森口朝行さん
「寒い。(例年は)比較的、撤去作業の時は暖かいけど、きょうは寒さが戻っている」
寒気の影響で奥越や山あいでは雪に。大野市の越前大野城は真っ白に雪化粧しました。
17日の最低気温は勝山で氷点下0.4度、大野で0度、福井では1.7度など、先週の陽気から一転して厳しい寒さとなりました。
■敦賀市民
「冬に逆戻りという感じで寒い。疲れやすいというか、身体がちょっとしんどくなる」
■坂井市民
「暖かかったのに、寒くなって寒暖差がすごくて。風邪気味になっちゃう」
■福井市民
「年いくと鈍くなってくる。追いつかない、体が」
寒暖差で体調を崩す人も多い中、専門の医師にうまく乗り切るためのコツを聞きました。
■みさわクリニック 三澤利博院長
「寒暖差が強いと自律神経が疲れる。それが疲労の原因。7度くらい違うと(疲れが)出やすい」
「倦怠感。それからめまい、頭痛、冷え。(症状が)お腹に来ると、便秘や下痢になる」
"寒暖差疲労"とも言われる身体の不調。医師が勧めるポイントはこちらです。
気温に合わせた服装選びや半身浴ではなく首までつかる入浴。それに規則正しい生活や旬のものを取り入れた食事、さらに首や肩のストレッチもお勧めです。
■みさわクリニック 三澤利博院長
「首のところに置いて、後ろに沿って力を軽く入れる。今度は前の方で首を少し上げる感じ」
前後それぞれ30秒ほどで首まわりがほぐれ、自律神経をコントロールする血流のアップが期待できるということです。