「みんなに幸せあれ」長渕剛さん 魂の弾き語りで能登にエール 志賀町で被災者と交流
16日に志賀町を訪れたシンガー・ソングライターの長渕剛さん。会場を埋め尽くした町民を前に無料ライブを開催し、代表曲の「とんぼ」など全7曲を披露しました。
鹿児島県出身の長渕さん。霧島市の職員が志賀町に応援派遣されていたことがきっかけで、今回のライブが実現したということです。
そして実は、このライブの数時間前…
長渕さんは地元の消防団や医療従事者らと交流し、町民の思いに耳を傾けていました。
長渕 剛 さん:
「何が1番絶望で、何が1番希望だったか教えていただけますか?」
消防団員:
「正直、絶望しかありませんでした」
医療従事者:
「避難所に子どもを置いて病院に行くことは、本当に… これでいいんやろうかって毎日思いました」
自らも被災しながら復旧に奔走してきた地元の人たちに、ねぎらいの言葉を送っていました。
長渕 剛 さん:
「ふるさとが壊れる瞬間、絶望のふちにみんなが立った瞬間に、ここに集まってきた人たちは、真っ先に動いていただいたんだなという思いでいます。僕のほうから言うようなことではないんですが、まずそのことにありがとうございました。本当にご苦労様でした」
「志賀町のみんなに幸せあれ!」