昔ながらの「袋吊りしぼり」で酒づくり さっぱりキレのある味に 坂井市の老舗蔵元
坂井市の老舗の蔵元では、昔ながらの「袋吊りしぼり」で酒づくりが進んでいて、今年はさっぱりとしてキレの良い味に仕上がったということです。
「もろみ」の入った袋からゆっくりと滴り落ちる新酒。
坂井市丸岡町の老舗蔵元久保田酒造では、純米酒「鬼作左」の「袋吊りしぼり」が今週から始まっています。
「袋吊りしぼり」は棒に吊り下げた袋に「もろみ」を流し込み、ゆっくりと搾る昔ながらの製法で、機械で圧力をかけて搾るのと比べ、バランスのよい甘い味に仕上がるということす。
■久保田酒造 久保田直邦代表
「暑い日が続いたので発酵が進みすぎたが、今年はさっぱりして、キレの良い酒に仕上がった。」
袋吊りしぼりの「鬼作左」は、720ミリリットル瓶で2100本の出荷を予定していて、12月1日から県内の酒店などで販売される予定です。