元県知事栗田幸雄さん(94)が老衰のため死去
県や関係者に入った連絡によりますと、元県知事の栗田幸雄さんがきょう老衰のため福井市内の自宅で亡くなりました。94歳でした。
栗田さんは1930年鯖江市生まれで、東京大学法学部を卒業後、1955年に旧自治庁に入庁し市町村税課長などを務めたのち、1977年から中川平太夫知事の下で副知事として県政を支えました。
その後1987年に知事選で初当選し、2003年まで4期を務めました。
在任中は県立大学や県立音楽堂、県立恐竜博物館の開館に尽力したほか、北陸新幹線の福井延伸に向けても積極的に国に働きかけを続けました。
また原発立地地域の立場から、国の原子力政策に対して積極的に意見する「モノ言う」知事としても知られました。
通夜は22日午後6時半から、葬儀は23日午前10時から、いずれも福井市のアスピカホール文京で執り行われます。