県議会議員の斉木武志氏が8日、福井2区から日本維新の会公認での出馬を表明しました。「クリーンな政治の実現」を訴えています。

■日本維新の会 斉木武志氏
「自民党を数で上回れる、国民から期待してもらえるような政権与党を、もう1つこの国に作る必要がある」

日本維新の会公認で福井2区からの出馬を表明したのは、元衆議院議員で越前市今立郡南条郡選挙区選出の県議会議員･斉木武志氏(50)です。

斉木氏は自民党の裏金問題を引き合いに、クリーンな政治の実現を強く訴えました。また、当選から1年半あまりで県議会から再び国政を目指すことについては、次のように強調しました。

■日本維新の会 斉木武志氏
「やっぱり(地区を)回っていて、一度や二度、国政選挙で負けてもいなくならないで、青(県議会議員)でも赤(国会議員)でもバッジをつけて仕事して、地域の役に立っている、これはすごく評価されていると思う」

なお、斉木氏は県議会議員の辞職届は出さず、10月15日の立候補と同時に自動失職するということです。

福井2区にはこの他、現職で9期目を目指す高木毅氏が、党の非公認の方針を受けて無所属でも出馬する考えを示している他、辻一彦元衆議院議員の二男で立憲民主党新人の辻英之氏、共産党の小柳茂臣氏が出馬を表明しています。さらに、自民党の元衆議院議員山本拓氏が「保守系の候補者として、県民に選択肢を提示したい」として出馬の意向を固めていて、候補者5人による乱戦となる見通しです。