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インフルエンザの感染拡大を防げ 手洗い マスクにこまめな換気 学校でも子どもたちがアイデア出して対策続ける

2025年1月15日 16:32
インフルエンザの感染拡大を防げ 手洗い マスクにこまめな換気 学校でも子どもたちがアイデア出して対策続ける
インフルエンザの感染拡大防止へ 児童もアイデア出して対策を継続(15日午前7時半坂井市)

冬休み明けの学校再開でインフルエンザの感染拡大が懸念されています。県内では15日も新たに4つの小中学校で学年閉鎖などの措置が取られました。どうしたら感染を防げるか、教育現場では子どもたちもアイデアを出して様々な対策を続けています。

「おはようございます」

スクールバスに乗り込む児童たち。密室となるバスの中で、児童たちは全員マスクを着用しています。

インフルエンザの感染者急増に伴って福井県内では警報が発令中です。

坂井市の東十郷小学校では感染防止の対策に抜かりはありません。

■構内アナウンス
「保健委員会からのお願いです 3分間窓を大きく開けて、空気の入れ替えをしましょう」

保健委員会では、児童たちがオリジナルの動画を作って、飛沫感染のリスクなどを紹介しています。

■児童
「給食の前やトイレの後など、手洗いをしてくれたり、マスクの大事さを伝えることができた 感染対策の大切さをみんなに伝えられてよかった」

こうした対策もあって、東十郷小学校では今シーズン学級閉鎖などは一度もないということです。

■東十郷小学校 養護教諭 西村供子さん
「子どもたちで考えて、マスク着用や換気をしていることもあって、このまま続けていけたら」

感染症に詳しい医師によりますと、今シーズンはいわゆるA型のウイルスのうち、感染力が強いタイプのものが流行っていて、引き続き注意が必要です。

■福井大学医学部感染症学講座 酒巻一平教授
「最後の流行は2019年から2020年 ここ4シーズンはこの型は流行っていなかった 集団免疫がないため、急激に流行ったのではないか このまま減るのか、学校や会社が始まったことでもう一度上昇するかは、もう1、2週間見てみないと分からない」

感染拡大を防ぐため、医師が啓発用の動画を作って、正しい方法での手洗いを呼びかけています。

■酒巻一平教授
「爪の間を洗う 爪の生え際を洗う 指の間を洗う 手順を踏んで、きちんと全ての部分を洗うのが重要」

県内の学校では学年閉鎖や学級閉鎖が相次いでいて、これ以上の感染拡大を防ぐためにも適切な対策が求められます。

最終更新日:2025年1月15日 19:54
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