福井藩の町医者、笠原白翁の功績を後世に 天然痘の撲滅に奮闘 大安禅寺の墓を改修するプロジェクト始動 生き様描いた映画の公開にあわせCFで支援募る
白翁が眠る墓=1月18日、福井市・大安禅寺
天然痘の撲滅に奮闘した福井出身の町医者・笠原白翁の功績を後世に伝えようと、白翁が眠る墓を改修するプロジェクトが始動します。
笠原白翁こと笠原良策は、江戸時代の末期に、天然痘の撲滅に奮闘した福井藩の町医者で、生き様を描いた映画「雪の花」が1月24日から公開されます。
こうした中、白翁の功績を後世に伝えるため、福井市の大安禅寺にある墓を改修する計画が始動し、映画の公開日からクラウドファンディングで支援を募ります。
■白翁の弟の玄孫 笠原健さん
「この廟所(びょうしょ)に訪れる人が勇気をもらったり、決意を固めたりするような場所にしたい」
改修では、傾いた墓石や柵を直すほか、白翁が読んだ歌の石碑などを新たに設ける計画です。
最終更新日:2025年1月18日 18:03