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「隙間時間で貢献したい」県内で「ライドシェア」スタート前に、運転を希望する人向けに初の説明会

2024年6月5日 18:13
「隙間時間で貢献したい」県内で「ライドシェア」スタート前に、運転を希望する人向けに初の説明会
ライドシェアの運転手に興味深々(5日越前市)

一般の人が自家用車で利用客を運ぶ「ライドシェア」の県内スタートに向け、運転を希望する人を対象にした初めての説明会が5日に越前市で開かれました。タクシーの運転手不足が叫ばれる中、二次交通の担い手確保に期待が寄せられています。

ライドシェアや、タクシーのドライバーに興味を持つ人を対象にした説明会には予想を上回る19人が参加しました。

参加者
「隙間時間があるから貢献できればと思って。世の中のために。」
「年齢とか性別に関わりなく、とっかかりやすい事業だなと思った。新しいことに挑戦するのが好きなので、サービス業も好きだし貢献できれば。」

一般の人が自家用車を使って有料で客を運ぶ「ライドシェア」は、全国で導入が進んでいて、県内でも福井市や越前市などあわせて9つの市町で、7月の運行開始を目指して準備が進んでいます。

ドライバーはタクシー会社と雇用契約を結ぶ必要があり、説明会の後には個別の面談にのぞんでいました。

面談
「自身で運転して隣にドライバーがいて。一人でできるという自信がつくまでしっかり教育させてもらう。」

越前市の「小松タクシー」には23人のドライバーがいますが、不足するときもあり、ライドシェアへの期待は高いと話します。

担当者
「タクシーが足りない時に呼んでもらえれば、タクシーの足りない部分を補強できると思っている。」

この会社では、稼働していないタクシーをライドシェア向けに貸し出すことも検討しています。

一方で、説明会に参加したドライバーからは、「安全性」や「負担」について質問が相次ぎました。

参加者
「タクシーだと、緊急時にランプがついたり、GPSとかカメラとか、無線とかいろいろやりとりができると思うが、ライドシェアはどうなのか。」
「車内も車外も撮れるドライブレコーダーとか、表示とか。保険は基本的に自家用車であっても、タクシー会社がすべて用意して設定する予定なので。」

県交通まちづくり課 中村 智哉さん
「タクシー会社がタクシー運転手と同じような研修・講習をした上で運行してもらう。ノウハウを持っている事業者が管理するので、安全性や信頼は確保できていると思う。」

この説明会は6日は福井市で、13日には敦賀市でも開かれることになっていて、県などはドライバー不足の解消につなげたい考えです。

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