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一般ドライバーが自家用車で乗客運ぶ「ライドシェア」県が夏から導入へ

2024年5月30日 16:54
一般ドライバーが自家用車で乗客運ぶ「ライドシェア」県が夏から導入へ
加賀市のライドシェア

一般のドライバーが、自家用車を使って乗客を目的地まで送り届ける「ライドシェア」を、県がこの夏から導入する方針です。

タクシードライバーの不足が叫ばれる中、県が導入する方針の「ライドシェア」。一般のドライバーが自家用車を使って有料で乗客を運ぶ新たな交通手段です。

この仕組みを全国で最も早く導入したのが石川県加賀市。新幹線が延伸する直前の3月12日からスタートしています。

「ライドシェアの車を呼ぶにはUberというアプリを使う。ライドシェアで加賀市役所に向かう。画面の下に『加賀ライドシェア』と表示がある。」

アプリを操作するだけで、スマートフォンの位置情報をもとに迎えに来てくれます。

運賃はタクシーの8割ほど。スタートから2か月で300件、1日平均では3件ほどの利用があるということです。

加賀市政策企画部 平田 圭範 企画課長
「利用が多いのはやはり観光客と感じる。中でも目立つのは外国人。インバウンドの利用が3割くらいある。タクシーやバスのドライバー不足で供給が足りなくなる。それを補完する意味で加賀市版ライドシェアが役に立てるといい。」

新幹線開業後の二次交通として全国に先駆けて始まったライドシェア。課題は認知度のアップです。

加賀市民
「ライドシェアは知らない。たまに広告があって何かなと思っていた。」

大阪からの観光客
「一般の人が車を持ってきて乗り合いみたい。加賀市にもあることは知らない。でも乗るにはちょっと勇気がいる。どんな運転手なのかとか。」

平田 企画課長
「周知が課題。皆さんが知っている状況に持っていくのはなかなか難しい。」

タクシー不足の新たな切り札として注目される「ライドシェア」。県では6月から各地でドライバーの募集説明会を開き、この夏から実証事業をスタートする予定です。

*福井県版ライドシェアはタクシーアプリ「GO」を使用する予定。普通免許に地理の知識やおもてなしが求められる。指導者が同乗する実技講習を複数回受けてドライバーになれる。県内9市町で実証の予定。

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