×

国交省が対策工事に着手 中部縦貫道「大野油坂道路」 "白紙"とした開通時期、年度内に公表へ 橋脚の基礎部分が地中に沈まず

2025年1月28日 19:09
国交省が対策工事に着手 中部縦貫道「大野油坂道路」 "白紙"とした開通時期、年度内に公表へ 橋脚の基礎部分が地中に沈まず
建設中の中部縦貫道大野油坂道路=去年9月

橋の建設工事が難航し、開通時期が"白紙"となっている中部縦貫道の大野油坂道路について、国土交通省は今後、対策工事に着手します。

中部縦貫自動車道大野油坂道路は現在、大野市の九頭竜インターチェンジ(IC)から岐阜県境の油坂ICまでの15.5キロの区間を整備しています。

しかし、大野市箱ケ瀬の新子馬巣谷橋で去年、重さが3000トンある鉄筋コンクリート製の橋脚の基礎部分が地中に沈まなくなる問題が発生したため、新たな調査や対策が必要として、国土交通省では2026年春としていた開通時期をいったん”白紙”としています。

国土交通省近畿地方整備局は28日、県に対策工事の内容を説明し、斜面の圧力を遮断するため、直径1.2mの鋼管を30本打ち込むなど、地盤の動きを抑えるための工事に取り掛かります。この他にも、区間内の大谷トンネルで突発的な湧水が発生して工事が想定より4か月遅れている他、年末年始の大雪で未着工の新下半原トンネルでも着工が1か月遅れるなど、工事が難航しています。

国土交通省は今後、工事日程や事業費を精査するとしていて、年度内に開通時期を公表することにしています。

最終更新日:2025年1月28日 19:09
    福井放送のニュース
    24時間ライブ配信中
    日テレNEWS24 24時間ライブ配信中
    logo

    24時間ライブ配信中