デブリ試験的取り出し作業28日から再開へ 福島第一原発
東京電力はトラブルで中断していた福島第一原発での燃料デブリの取り出しを今月28日に再開します。
東京電力は先月、福島第一原発2号機の溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出しに着手しましたが、装置の先端に付けたカメラ2台に不具合があり、作業を中断しています。24日までにカメラの交換が終わり、取り出し再開に向けた手順の最終確認が済んだとして、東京電力は今月28日からデブリの試験的な取り出しを再開すると発表しました。東京電力によりますとカメラの電源を切ったことが不具合につながった可能性があるとして、今後はカメラの電源を切らずに作業を進めます。デブリを専用の容器に入れて回収するまでは2週間ほどかかる見通しです。