飲食店は天気予報とにらめっこの日々 天気や気温によって“売れるメニュー”も変化
「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言いますが、前週は穏やかな陽気で「春が来たな」と思えば16日は雪が降りました。
一転、17日は風が強く、春の嵐となりましたし、天気もめまぐるしく変わっています。
まさに天気も「日替わり」ですが、飲食店では、天気や気温によって「売れるメニュー」が変わるため天気予報とにらめっこの日々が続いています。
「三寒四温」とは、よく言ったものです。前週のぽかぽか陽気から一転。
16日は、中通りで重く湿った雪が降ったところもありました。日ごとの寒暖差に加え、季節外れの雪。「冬服」をしまうのも待った方が良いかもしれません。
■女性
「このまま春になると思っていたが、まさかこんなに降ると思わなかったので、アウターをクリーニングに出さなくてよかった」
そして、17日の県内。日差しはあったものの、さながら「春の嵐」。中通り・浜通りで暴風警報が出され、風が吹き荒れる1日となりました。
風も冷たく、気温よりも寒く感じた人もいたかもしれません。
コロコロ変わる天気と気温。飲食店では「売れるメニュー」も変わってきます。
取材したのは、福島市にあるそば店。
■店主 菅野直子さん
「暖かい日は(冷たい)ざるそばがほとんど、寒くなると半分以上が日は温かいそばを注文されますね」
冷たい「ざるそば」と温かい「かけそば」。同じそばでも、使う食材や準備が異なります。
店では、天気や気温とにらめっこしながら、その日の支度をしているといいます。良く店を訪れるというこちらの夫婦が注文したのは…
■妻
「お墓参りをしたあとで体が温かかったきょうは冷たいのにしました」
人によって好みが分かれるのも「そば」の難しいところです。
■店主 菅野直子さん
「そばと言えば冷たいそばと思われる方もいるかもしれないですが、温かいそばは温かいそばで違っただしのうまみも感じられますし、その日の気温や気分によってご注文していただければうれしいと思う」