マイナンバーカードと運転免許証を一体化する「マイナ免許証」の運用が3月24日から始まります。
マイナ免許証で何が変わるのか、メリットやデメリットを取材しました。

街のみなさんはマイナ免許証をどれだけ知っているでしょうか。
■街の人（女性2人組）
「マイナンバーカードが免許証と合体するって話？私はわからないごめんなさい」
■街の人（女性2人組）
「免許証とマイナンバーカードを一緒にするメリットは何かな？ただカードが1枚減るだけなのかなって気もする」
■街の人（男性）
「実際自分がやるかと言われたら免許証は第二の身分証明書として残すかな」

間もなく運用が始まる「マイナ免許証」。
一体どのようなものなのか免許センターを取材しました。

■福島運転免許センター 西牧和徳 センター長
「マイナ免許証を利用すると自治体での住所変更で免許証の住所変更が可能になったり、更新手数料が安くなったりとメリットがある」
メリットの1つが「変更手続き」の簡略化です。これまでは、引っ越しなどで住所や名前が変わったとき役場での変更に加え警察署にも出向いて免許証の情報を変える必要がありました。
それが「マイナ免許証」になれば役場での変更手続きだけで免許証の内容も変わるというもの。
さらに「優良ドライバー」などは免許更新のときの講習を免許センターに行かずに「オンライン」で受講できるようになります。
ただ注意点もあるといいます。

■福島運転免許センター 西牧和徳 センター長
「免許証とマイナンバーカードの有効期間がそれぞれ違うので、有効期間をそれぞれ確認する必要がある」
マイナンバーカードは成人の場合、有効期間が10年ですが、運転免許証は3年から5年と幅があります。ところが「マイナ免許証」にすると免許証の有効期間が記載されなくなり思わぬ免許失効の恐れも。有効期間を把握するためには専用のアプリで確認するか、通知されるハガキを確認する必要があります。

■福島運転免許センター 西牧和徳センター長
「マイナ免許証、従来の運転免許証、その両方の3パターンから利用できるので、自分のメリットと思う部分で3パターンから選んでいただければ」
「マイナ免許証」への切り替えはいまのところ「自由」ということです。
ただ、マイナ免許証を取得するのは秋まで待った方が良いかもしれません。
マイナンバーカードを更新したとき免許証の情報も自動的に反映されるシステムの運用は、ことしの秋になる予定ということです。
そのため、いまマイナ免許証を取得し、そのあとマイナンバーカードを更新すると、必要な情報がマイナ免許証に自動的に反映されないため、結局、警察署などに行く必要があります。

マイナンバーカードの有効期限が近づいている場合、マイナンバーカードを更新した後にマイナ免許証の手続を行ってほしいと注意を呼びかけています。