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「気温などの上昇が一番の要因では」なぜ多い“急な大雨” 福島

2024年8月26日 18:34
「気温などの上昇が一番の要因では」なぜ多い“急な大雨” 福島

大気の状態が不安定となり全国的に急な雷雨にみまわれることが多くなっています。二本松市や福島市などでは25日も大雨が降りました。今週は、台風10号の影響もありそうです。

25日の県内、午前中は日が差すところもありましたが…。午後は一変。二本松市や福島市などでは 大雨に…福島市ではスポーツイベントが一部、中止となりました。こうした天気の急変は、最近ではよくあること。そう感じてしまうくらい、この夏は、頻繁に起きている印象です。実際には、どうなのか?福島地方気象台に話を聞くと…
■福島地方気象台 小金澤 康 統括予報官
「気温などの上昇が一番の要因ではないかと考えている。空気中の水蒸気量が多くなって、雷雲が発生すると、激しい雨、または非常に激しい雨が降りやすい状況になる」

福島県の気温と沿岸の海水温は年々上昇していて、この影響で、空気中の水蒸気量が増え、激しい雷雨の増加にもつながっている可能性があると話します。統計をみても、道路の冠水や家屋の浸水を引き起こす可能性がある1時間に30ミリ以上の雨の発生回数はここ30年で1.9倍に増加しているそうです。

■福島地方気象台 小金澤 康 統括予報官
「空を見て、黒い雲が接近して来ているなと思ったら、雷や激しい雨などが降る可能性が十分考えられるので、車や建物の中に早めに避難する」

現在、台風10号が日本の南をゆっくり北上。28日日から31日にかけて日本列島を縦断するおそれがあります。

■福島地方気象台 小金澤 康 統括予報官
「台風を取り巻く雨雲が福島県内にかかると、台風が近づく前でも、大雨になることがあるので、自治体のハザードマップを事前に確認して、早め早めの避難」

最終更新日:2024年8月26日 18:34
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