西鉄久留米駅周辺の整備構想案を発表 バス・タクシー乗り場を再配置して歩行者と道路を分離
混雑を解消し、利用しやすい西鉄久留米駅を目指します。1日に開かれた久留米市長の会見で、西鉄久留米駅周辺の整備構想案が発表されました。
久留米市の原口市長が発表した西鉄久留米駅周辺の整備構想案では、混雑を解消するためにバス、タクシーの乗り場を再配置し、歩行者の空間と道路を分離することや待合スペースを確保することなどが示されました。
西鉄久留米駅周辺はかつて久留米市のにぎわいの中心でしたが、郊外の大型商業施設の進出などにより衰退しているとして、にぎわいを取り戻す目的です。
■白野寛太記者
「西鉄久留米駅ではバスが頻繁に出入りしていて、多くの人がバスを利用しています。」
現在、西鉄久留米駅では1日に1000本以上のバスや300本以上の西鉄電車が運行するなど、久留米市の交通の中心を担っています。しかしバスやタクシーに加え、送迎の車などが1か所に集中して混雑の原因となっています。
■久留米市・原口市長
「人が集い、人が安らぐ、人に優しい、人中心のまちなかとして、持続可能な発展を基本として頑張っていきたい。」
久留米市は今後、構想案についての意見を議会や市民に募るなどし、ことし秋ごろに具体的な構想を策定するとしています。