【訓練】「駅に刃物男が」酒に酔った男が駅員に暴力をふるう想定 実際に駅員がかまれケガをする事件も 福岡
客による暴言や暴力行為、カスタマーハラスメントへの対策です。JR折尾駅で19日、利用客の暴力行為を想定した対応訓練が行われました。
19日午前、JR折尾駅で行われた対応訓練は、酒に酔った利用客が駅員に暴力を振るう想定で行われました。
参加した駅員は暴行から身を守る方法を警察官から学び、加害者を取り押さえる際の役割や手順などを確認しました。
JR折尾駅では6月、酒に酔った男が駅員の腕にかみつきケガをさせる事件が起きています。
■JR折尾駅・水嶋法子 駅長
「夏場、花火大会やさまざまなイベントが非常に増えてきます。特に夜のイベントが多いので、トラブルも結構起きます。そういったところをきちんと対処していけるように、この訓練を生かしていきたいと思います。」
警察は「要望があれば引き続き訓練を行いたい」としています。
業界団体などの調査によりますと昨年度、鉄道係員に対する暴力行為は全国で517件起きています。加害者のうち53.9%、半数以上が酒を飲んでいました。
暴力行為が起きた状況は、迷惑行為の注意やトラブルを仲裁した時、酔っ払いに近づいた時、そして理由もなく突然、というケースもあったということです。