北九州市の商業施設や県内の駅のホームなど公共の場で、下半身を露出してわいせつな行為をして撮影し、インターネット上で動画配信したとして、自営業の男と大学生の女が書類送検されました。

公然わいせつと福岡県迷惑行為防止条例違反などの疑いで書類送検されたのは、福岡県太宰府市に住む37歳の自営業の男と、北九州市に住む22歳の大学生の女です。

2人は2023年8月に北九州市内の商業施設の駐車場で、2024年2月に県内の駅のホームにある待合室で下半身を露出するなどわいせつな行為を撮影し、アダルト動画販売サイトで配信した疑いです。2023年11月と12月には県内を走行中のバスや駅に止まっている列車の中で下着を露出するなどした疑いも持たれています。

いずれも午後2時ごろから午後4時半ごろまでの明るい時間帯だったということです。

警察によりますと、2024年2月に「公共施設で男女がアダルト動画を撮影しネットで販売している」と匿名の情報提供があり、捜査していました。動画から撮影場所を特定し、防犯カメラを調べるなどして2人を検挙したということです。

警察の調べに対し、2人は「お金がほしかった」と話し、容疑を認めています。

男はこの女が出演する動画のアカウントで2023年から2024年にかけて、およそ370万円を売り上げていたということで、警察はこのうちおよそ100万円が女に渡っていたとみています。