自動運転バスが公道に! 福岡市東区で試乗会 22日からは実証実験も
福岡市の公道を走るバスが自動運転で走行しています。22日から始まる自動運転バスの実証実験を前に、20日、試乗会が行われました。
■鬼丸ゆりか記者
「動き出しました。走り出しはスムーズで、走行音も静かです。」
試乗会が行われたのは、22日から福岡市東区の公道で実証実験が行われる自動運転バスです。
JR箱崎駅を起点に、西鉄貝塚駅から徒歩6分ほどの停車場所・月見町まで、約1.8キロの区間を時速20キロで往復します。
車体には、道路状況を検知するセンサーやカメラが搭載されており、車内に設置されたモニターで確認することができます。
今回は、実証実験のため運転士が乗車し、状況に応じてタッチパネルやコントローラーを使って車両を操作します。
■鬼丸記者
「今回の実証実験のために作られたこちらのバス停で、実際に降りることができます。」
実証実験では実用化をイメージして、医療機関や商業施設など生活に密着した場所8か所に乗降スポットを設けます。
■試乗した人(6)
「スピードがゆっくりで気持ちよかった。」
■試乗した人(86)
「(免許返納で)どこへ行くにも自転車で30分・40分かけて移動している。 一日も早くこれが認可してもらえるようにお願いしたい。」
実証実験は、バスの運転手不足などを解決するため、福岡市や九州大学などが共同で行っています。
■福岡市住宅都市局・高橋伸和さん
「自動で走らせるバスを実現するためのステップとして、いろんなデータを取る実験になるので、将来的に導入できればと考えている。」
この実証実験は11月22日から12月3日まで行われ、ラインでの予約か空席がある場合は予約なしで誰でも乗車できます。
自動運転バスのルートですが、JR箱崎駅東口と月見町(つきみちょう)というバス停の間を往復します。
1日6便で、主に医療機関や商業施設公園など、生活に密着した場所に8か所のバス停があり、片道1.8キロを12分程度で走行します。
乗車を希望する方は、自動運転バスのLINEアカウントから予約してください。空きがある時は当日でも乗車できます。