北九州市小倉北区に住む55歳の男性がSNS上で表示された著名人が紹介するニセの広告からアプリケーションを登録しておよそ8827万4000円をだまし取られました。

警察によりますと、北九州市小倉北区に住む55歳の男性は、去年11月ごろ、スマートフォンで、SNS上で表示された著名人が紹介しているように見せかけたニセの広告から、FX投資のアプリケーションを登録したところ、女性名義のアカウントから投資話をもちかけられました。

その後、紹介された経理担当を名乗る人物から指定された口座に、ネットバンキングで計6回にわたり計3000万円を送金しました。

男性は、SNS上で利益が出ていると、経理担当を名乗る人物から説明を受けていました。

その後もその人物と連絡を取りことし3月ごろ、取り引きを終了しようとしたところ、取り引きを終了するためには税金と紹介手数料が必要だと説明され、ネットバンキングで計7回にわたって計5827万4033円を振り込みました。

男性は合わせて8827万4033円をだまし取られたということです。

ことしの3月30日以降に、経理担当を名乗る人物から追加で手数料が必要と言われ弁護士に相談し詐欺だと気づきました。

警察は、面識のない人からの投資話を信用しないことや、お金を送金する前に家族や周囲の人に相談するよう呼びかけています。