小4がチームメイトの悪口で不登校に いじめの「重大事態」に認定し調査へ 福岡・久留米市
福岡県久留米市の小学4年生の男子児童が、所属するスポーツクラブのチームメイトから悪口を言われるなどして不登校になりました。市の教育委員会はいじめの「重大事態」に認定し、第三者委員会による調査を行います。
久留米市教育委員会によりますと、市内の小学校に通う4年生の男子児童が、校外で所属するスポーツクラブのチームメイト5人から1学期に、悪口を言われたりからかわれたりするいじめを受けたということです。
男子児童は精神的苦痛を理由に9月下旬から学校を欠席し、登校できない状態が続いています。
男子児童の両親から申し出を受けた学校は、チームメイト5人や監督などに聞き取り調査をしましたが、事実確認ができず、両親は教育委員会に対し、第三者委員会の調査を要望したものです。
この問題について教育委員会は12月12日、国のいじめ防止対策推進法に基づき「重大事態」と認定しました。
久留米市ではことし7月、第三者によるいじめ等防止対策委員会を設置していて、重大事態での調査は委員会設置後、初めてです。