トラックが対向車3台に次々に接触 もとの車線に戻りさらに歩道の自転車をはねる 自転車の男性が死亡
21日朝、福岡県大川市の国道でトラックが乗用車3台に接触した後、自転車をはね、自転車の男性が死亡しました。警察は、トラックを運転していた男性が事故の前から意識を失っていた可能性もあるとみて調べています。
21日午前8時40分すぎ、福岡県大川市下木佐木で「トラックがいろいろなものに接触しながら走行して、自転車が巻き込まれている」と、目撃者から110番通報がありました。
警察によりますと、北に向かって走行していた2トントラックが中央線を越えて対向車線を走っていた乗用車3台に接触した後、元の車線側に戻って歩道にはみ出し、歩道を走っていた自転車をはねたということです。
自転車を運転していたのは、近くに住む田中信幸さん(76)で、その場で死亡が確認されました。
また、乗用車を運転していた女性2人がそれぞれ右脚や左腕の痛みを訴えています。
トラックを運転していた60歳の男性は、意識がない状態で病院に搬送されています。
警察は目撃情報などから、男性が事故の前から意識を失っていた可能性もあるとみて、当時の状況を調べています。