原発から出る”核のごみ”の処分場選定を巡り、佐賀県の玄海町議会は17日、特別委員会を開き、文献調査の受け入れを求める請願書について審査しています。

17日午前に始まった玄海町議会の原子力対策特別委員会には、資源エネルギー庁と、最終処分事業を担うNUMO＝原子力発電環境整備機構の職員などが参考人として招致されました。

原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物いわゆる”核のごみ”の最終処分場を巡っては、選定の第1段階となる「文献調査」を受け入れるよう求める請願書が、地元の3つの団体から玄海町議会に提出されています。

午前中の委員会では、”核のごみ”の最終処分に関する国の方針についてNUMOなどから説明が行われ、このあと、請願の扱いについて話し合うことになっています。

特別委員会は今後、請願を採択するか決め、その後、本会議で議決が行われます。

最終的に文献調査の受け入れを判断するのは玄海町の脇山町長ですが、いまのところ「議会での議論を見守りたい」とコメントするにとどまっています。