観光客の少ない主に平日に九州・沖縄を旅行してもらおうと、九州の交通事業者など5社が、新たなキャンペーンを始めました。観光地の混雑を緩和し、周遊してもらう狙いがあるということです。

6日、福岡市内で会見を開いたのは、交通事業などを手がける東急と鉄道・航空会社など5社です。

今回、始まるキャンペーンは宮崎市に本社を置くソラシドエアを往復で予約し、東急が展開するホテルのサブスク、TsugiTsugi（ツギツギ）を利用して九州・沖縄エリアの宿泊施設に泊まると、次回以降の旅行で、全国の対象施設に1泊無料で泊まれるというものです。

サブスクTsugiTsugiの宿泊を利用できるのは基本的に客が比較的少ない平日で、利用者は、JR九州の乗り放題の周遊切符を割安で購入できるほか、レンタカーも最大およそ4割引きで利用できます。

企画した東急の担当者は「観光需要の急増で問題になっている、オーバーツーリズムの解消も期待できる」と話していました。