ハロウィーン目前!週末の福岡中心部で警戒強化 仮装する若者たちの姿も目立った混乱なし
10月31日のハロウィーンを前に、この週末、福岡の街でも仮装をする若者たちの姿が見られました。新型コロナウイルスが5類に移行後、初めてのハロウィーンということで、福岡の中心部でも警戒が強化されました。
■児玉悠一朗 記者
「普段の日常と変わらないにぎわいなんですが、複数の警察官がパトロールをするなど警戒態勢が取られています。」
■警察官
「歩道にあがったあとも、歩き続けるようお願いします。」
新型コロナウイルスが5類に移行して初のハロウィーンを前に、警察は混雑予想がしにくいとして、最大200人態勢で例年より警備を強化し、街はものものしい雰囲気に包まれていました。
■北九州市から
「ちょっと残念なことなんですけど、去年は韓国でそういう事故があったじゃないですか。安心のために、そういうのは大事だと思います。」
去年、韓国の梨泰院では人が密集し、150人以上の犠牲者がでる事故がありました。
福岡市の警固公園では3年前の2020年、ハロウィーン当日に約6000人が公園に集まり、警察も出動する騒ぎとなったため、2021年からハロウィーンの前後で夕方から封鎖しています。
■山本竜誠 記者
「午後7時前の福岡市・天神の警固公園です。ハロウィーンを前にいま作業員らが柵を設置しています。」
■北九州から
「さっき見て、『えー?』って。今まで開いていましたよね。」
「ちょっとはしゃぎたかったです。」
■高校2年生
「仮装している人たちでみんな集まれないのはさみしいと思ったけど、仕方ないかな。」
ことしは警固公園に加え、福岡大名ガーデンシティ・パークなども夜間封鎖されています。また、親不孝通りや天神西通りなど、天神・大名地区の道路上で警察官が警備にあたり、状況に応じて一部規制するとしています。
■福岡市から
「『僕のヒーローアカデミア』の爆豪勝己っていうキャラクターのコスプレです。(Q. 衣装にいくらかかった)2・3万円くらい。目立ってなんぼなんで。」
■学生
「ジョーカーですね。」
「ブラブラするだけです。」
警固公園などが封鎖され警戒感が高まる中、仮装する若者やハロウィーンで盛り上がりたい人たちは、どう過ごしたのでしょうか。
福岡市中央区の親不孝通りにある飲食店では、お店を貸し切ってのハロウィーンイベントが開かれていました。
■福岡県筑後市から
「みんなの期待をのせて大谷翔平を演じてみようかと。こうやってイベント企画してくれる人がいるので、楽しく集まれる場所はまだまだあるのではないかと。」
公園や路上での飲酒やその後のゴミの散乱が問題視されるなか、安心してハロウィーンを楽しんでもらいたいとイベントが企画されました。
■立ち飲みダイニング300・池末修久 店長
「道ばたで飲まれるとゴミも多くなりますし、親不孝通り自体の印象が悪くなっていた部分があったので。こうやって中でパーティーして次の店に(行くことに)つながればみんないいかなと思います。」
29日夜、福岡市・天神では仮装したまま、ゴミ拾いをする人たちの姿がみられました。
■福岡市から(30代)
「ゴミ問題が深刻だと思っているので。多くの人に知ってもらおうと、ちょっと目立った格好でやっています。」
道ばたには、ゴミが落ちているところもありました。
■福岡市から(30代)
「ゴミ拾いを楽しくやることで、もっと多くの人がやってくれるのでは。31日まで毎日やるので、ゴミ拾いをアピールしていきたい。」
警備が強化されるなか迎えることしのハロウィーンですが、警察によりますと、これまでのところ目立った混乱はみられないということです。