【警戒】太宰府市は39日連続の猛暑日で国内記録更新 台風10号も北上中 九州北部では28日~30日に警報級の暴風・高波の恐れ 最新情報の確認を
福岡県太宰府市では39日連続の猛暑日となり、国内の最長記録をさらに更新しました。猛暑も収まらない中、警戒が必要なのが、接近中の台風10号です。
■元木寛人アナウンサー
「強い日ざしは休むことを知りません。きょうも猛暑日となった福岡県太宰府市。午前11時すぎ、手元の温度計は36℃を超えています。」
26日の福岡県内は、最高気温が久留米市で37.1℃、太宰府市36.8℃、朝倉市36.7℃など、各地で35℃を超える猛暑日となりました。
太宰府市は39日連続の猛暑日となり、国内最長記録を更新し続けています。
■街の人
「暑いですね。暑いです。」
「汗が。ここに着いただけで汗かきました。」
「外に出たくない。」
太宰府天満宮の参道の店舗では、ホースで水をまいて暑さ対策をしていました。暑さに加えて店の人が気になっているのが、台風10号です。
■梅ヶ枝餅店 従業員
「台風が過ぎ去って、涼しくなってくれれば。注意はしないといけない。」
26日午後、気象庁などは会見を行い、台風への警戒を呼びかけました。
■気象庁の会見
「台風は今後、暴風域を伴い、非常に強い勢力で西日本から奄美地方に接近する恐れがあります。」
現時点で進路の予想は難しいものの、九州北部では28日から30日にかけて、警報級の暴風、高波となる可能性が高いということです。
福岡市のホームセンターで取材しました。
■ホームセンターグッデイ東福岡店・土屋遼太郎さん
「今度の台風に向けて、災害対策の商品を集めたコーナーです。」
こちらの店舗では、台風10号に備える特設コーナーを先週末から設置しました。土のうやガラスの飛散を防止するシートなどが販売されています。
■土屋さん
「前回の地震の後、ウオータータンクなど防災グッズが売れていて、関心が高まっていると感じます。」
8月8日の日向灘地震の直後には、ウオータータンクや簡易トイレなどが数百個売れました。店側も在庫を切らさないように準備しています。
■訪れた人
「今まであまり用意していなかったので、今回強いということだから、懐中電灯が切れていたので買いにきました。万一のことを考えて、少しは準備した方がいいだろうと。」
「これ(ガラスの飛散防止)はしています。水も20リットルタンクを3つ。」
今後の台風の情報に注意し、早めの備えが必要です。
台風10号の接近で、交通にも影響が出そうです。
JR西日本は、博多と新大阪を結ぶ山陽新幹線の全線または一部区間で、28日から30日までの間、計画運休や運転見合わせを行う可能性があると発表しました。
またJR九州は、九州内の新幹線や在来線で27日から、運行に影響が出る恐れがあるとしています。さらに28日以降は、計画運休や長時間にわたる運転見合わせの可能性があるということです。