学問の神様まつる太宰府天満宮 受験生の合格を祈願する神事 10月末まで期間限定のお守りも
学問の神様・菅原道真公をまつる太宰府天満宮で18日、受験生の合格を祈願する神事が行われました。10月いっぱいは限定のお札などが授与されます。
10月18日、福岡県太宰府市にある太宰府天満宮の仮殿には、受験を控えた地元の高校生など約350人が集まり、神職と巫女が合格を祈願しました。
この神事は平安時代、菅原道真公が当時最難関の試験を突破し、33歳の若さで学者として最も位の高い『文章博士』になった10月18日にちなみ、毎年この日に行われています。
■筑紫台高校3年生・道永彪さん(18)
「これから受験があるので、その受験に向かっての最後の神頼みというか。モチベーションのアップにつながると思い、(仮殿に)上がりました。」
■筑紫台高校3年生・森田翔子さん(18)
「今までやってきたことを続けながら、もっと継続して、毎日コツコツと勉強できるように頑張ります。」
楼門には受験生が難関を乗り越えられるよう、滝を登った鯉が龍になるという『登竜門』の故事になぞらえた、ねぶたが展示されています。
また、10月末までに合格祈願に訪れた人には、龍の色をモチーフにした期間限定のお守りや絵馬などが授与されます。
いよいよ受験シーズンですが、福岡県は10月6日、来年度の県立高校の入学定員を発表しました。全日制の県立高校の定員は2万2280人と、前年度から40人減りました。定員の減少は3年ぶりです。
その一方で注目したいのが、博多青松高校です。福岡県立の高校では唯一の通信制がありますが、その通信制の定員を、500人から600人と一気に100人増やしました。
その理由について、福岡県の担当者は「不登校の生徒が増加していて、その生徒たちが通信制を希望する傾向が強いため」と説明しています。