25日、福岡市が実証実験を行っている自動運転のバスと、後ろから来たタクシーが接触する事故がありました。乗客にケガはありませんでした。福岡市はバスの運行を当面見合わせます。

【バス停付近でタクシーと接触】

20日撮影

福岡市によりますと、このバスは25日午後3時ごろ、福岡市東区のJR箱崎駅のロータリーでバス停に停車後、自動運転モードで発車しましたが、前方に止まっていた車を検知し、自動で停止しました。

その後、前方の車が動き出したため方向指示器を出し、低速で発進した直後、後ろから走ってきたタクシーと接触したということです。

【事故原因や過失割合を調査】

20日撮影

当時、バスには6人の乗客と運行責任者1人が乗っていましたが、タクシーの運転手や乗客も含めケガをした人はいませんでした。

福岡市は運行管理を行う会社や警察、保険会社とともに、事故の原因や過失の割合を調査するとしています。

【運行を当面見合わせ】

20日撮影

この事故を受け、福岡市は自動運転バスの運行を当面、見合わせます。

公道での実証実験は、11月22日から12月3日までの予定で行われていました。