“博多ストーカー殺人”の被告に別の傷害事件で有罪の部分判決 量刑は裁判員裁判で判断へ 福岡地裁
別の傷害事件で有罪の「部分判決」
JR博多駅近くで起きた“ストーカー殺人事件”の被告の男に、福岡地裁は26日、別の傷害事件で有罪の部分判決を言い渡しました。
寺内進被告(32)は去年1月、JR博多駅近くで、元交際相手の川野美樹さん(当時38)を待ち伏せし、殺害したなどの罪に問われています。
26日はその事件の5か月前に、福岡市博多区の路上で当時40歳の男性の顔を殴り重傷を負わせたとされる事件の判決公判が開かれました。
これまでの裁判で、弁護側は身を守るためだったなどと無罪を主張していましたが、福岡地裁の冨田敦史裁判長は「けんかする意思がないことを示している被害者に、気絶するほど一方的に暴行を加えた」などとして、寺内被告に有罪の部分判決を言い渡しました。
量刑については、6月17日に初公判が予定されているストーカー殺人事件の裁判員裁判で判断されます。