【全国初】元幹部に「みかじめ料」を脅し取られたとして工藤会トップらを提訴 県警がすべての費用を負担する新制度を活用 福岡
北九州市の特定危険指定暴力団、工藤会の元幹部による恐喝事件の被害者が、福岡県警の新たな制度を利用し工藤会のトップらに損害賠償を求める訴えを起こしました。
工藤会総裁の野村悟被告(77)とナンバー2の田上不美夫被告(68)らを提訴したのは、北九州市の男性です。
男性は2018年から3年以上にわたり、工藤会の元幹部の56歳の男に「みかじめ料」として1200万円を脅し取られたとして、きょう、野村被告らの責任を問い1450万円あまりの損害賠償を求める訴えを福岡地方裁判所に起こしました。
県警が全額負担する全国初の制度を初活用
この提訴は、事前の調査に必要な弁護士費用などを福岡県警が全額負担する新たな支援制度を利用したものです。この制度を利用した提訴は今回が初めてだということです。
この支援制度は去年、全国で初めて福岡県警が導入しました。
県警は裁判で損害賠償が認められれば、経済面でも工藤会のダメージにつながるとしています。
最終更新日:2024年10月31日 19:30