【ストップ!詐欺被害】外国人男性だとするアカウント「未来の旅行資金に」好意を抱くようになった50代女性 暗号資産の運用を持ちかけられ 2000万円余りをだまし取られる 福岡
外国人男性だとするアカウントからSNSで「未来の旅行資金になる」などとウソの投資話を持ちかけられ、福岡市の50代の女性が2000万円余りをだまし取られました。
警察によりますと、福岡市南区に住む会社員の59歳の女性のSNSに、ことし5月、外国人男性だとするアカウントからダイレクトメッセージが届きました。
趣味や旅行の話などやりとりを重ねるうちに、女性は相手に好意を抱くようになったといいます。
6月になって「将来、お金が足りなくなるかもしれない」「未来の旅行資産になる」などと暗号資産の運用の話を持ちかけられ、5回にわたり暗号資産を購入し、計1035万円を送金しました。
指示を受けてインストールしたアプリ上では、およそ2000万円の利益が出ていることになっていたということです。
7月、女性が暗号資産を現金化しようとしたところ「出金のための手数料がいる」「国境を越えた犯罪に加担した疑いがあるので検証金を送金しなければ懲役刑を宣告される」などとメッセージが届きました。
女性が相手に相談すると「私もお金を出すのであなたもお金を用意して」と指示され、さらに1050万円分の暗号資産を送金しました。その後、相手と連絡が取れなくなり詐欺の被害に気づきました。
やりとりはすべて、SNSで行っていたということで、警察は「SNS上でのお金の話は詐欺の可能性がある」と注意を呼びかけています。