クロネコの貨物専用機が北九州空港に 『2024年問題』迫るなか安定的な輸送力確保へ
23日、北九州空港にクロネコが描かれた飛行機が初めてやってきました。いわゆる『2024年問題』が迫る中、首都圏と九州などを結び安定的な輸送力を確保することなどが期待されています。
23日午前、訓練飛行で北九州市の北九州空港に到着したのは、宅配大手のヤマトホールディングスとJALグループが来年4月から運航を始める貨物専用機です。
旅客機を貨物専用機に改修した機体で、尾翼と側面にはクロネコが描かれています。
1機で10トントラック約5~6台分、28トンの荷物が運べるということで、トラック運転手の残業規制強化にともなう『2024年問題』が迫る中、安定的な輸送力を確保することなどが導入の狙いです。
■ヤマト運輸・下簗 亮一さん
「九州からの物流の時間・距離をどう縮めるかが重要な課題となってきますので、それを解消する一つの手段として、皆様のお役に立つことを期待している。」
運航はJALグループの『スプリング・ジャパン』が担い、首都圏と北九州や新千歳などを結び、1日21便を計画しています。