馬刺し・弁当など計1万円分の「万引き」被害 無人販売店で会計するようなそぶりも 警察が捜査 福岡
こちらは、北九州市にある無人販売店の映像です。買い物をする人物が写っていますが、店側はこの人物が商品13点の代金を払わず立ち去ったと「万引き」被害を訴えています。防犯カメラが、その手口をとらえていました。
これは1月7日、北九州市八幡西区の肉やスイーツを扱う無人販売店の店内を映した防犯カメラの映像です。午後10時半ごろ、グレーのフード付きジャンパーを着た人物が店に入ってきます。
手に取ったかごに、次々と商品を入れていきます。
すべての冷凍庫を見終えるとレジへ向かい、いくつかの商品を追加し、レジのタッチパネルを操作します。その後、商品をリュックサックに移し、店を後にしました。
■肉しか勝たん!!産医大通り店オーナー
「商品を見渡したときに売り上げとの差があったので、確認をしたら盗まれているのが分かった。」
レジで会計しているような仕草をしていましたが、1円も支払われていなかったといいます。
映像をよくみると、この人物は携帯電話を取りだし、キャッシュレス決済をするかのようなそぶりを見せますが、その後は、携帯電話のバーコードをリーダーにかざすフリをしただけのようにも見えます。
この日は馬刺しや弁当、アイスクリームなどあわせて13点、およそ1万円分が盗まれたとオーナーは憤ります。
■オーナー
「何してくれているんだというか、怒りが気持ちいっぱいというか、胸いっぱいに広がった。普通に取って食べて楽しくやっているのであれば、怒りしかない。」
オーナーは無人販売の形態を止めて人を雇うなど対策を検討していますが、費用が増えると商品の値上げにつながると、ため息交じりに話します。
■オーナー
「商売をしていく中で人件費が一番大きな経費になるので、そこをとらない分、店の商品の価格に反映できている部分はあるので難しい。せっかく皆さんを信頼しての営業形態なので、できるだけそういうところにお金をかけずに商品をお客様に提供できたらと考えているので残念。」
この店では被害届を出していて、警察で窃盗事件として捜査しています。