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博多の秋に『ぎなん落とし』 竹ざおで揺すって収穫 子孫繁栄や縁結びのお守りに

2023年10月5日 11:54
博多の秋に『ぎなん落とし』 竹ざおで揺すって収穫 子孫繁栄や縁結びのお守りに

5日、福岡市の櫛田神社で、ご神木のイチョウの木の実を収穫する『ぎなん落とし』の神事が行われました。

福岡市博多区の櫛田神社では、7人の神職が境内のご神木で『夫婦(めおと)ぎなん』と呼ばれるイチョウの大木の枝葉を、長さ5メートルほどの竹ざおで揺すりました。そして、落ちたぎんなんを、巫女たちが箸で収穫しました。

博多の方言で『ぎんなん』は『ぎなん』と呼ばれ、ぎなん落としは博多の秋の風物詩です。

樹齢およそ300年と伝わる夫婦ぎなんは、1本の木が雄木(おぎ)と雌木(めぎ)に分かれて実をつけることから、縁結びなどの御利益があるとされています。

収穫したぎなんは、水で清められ神前に供えられた後、子孫繁栄や縁結びのお守りとして、来年3月の『ぎなん祭』で授与されます。

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