福岡県水巻町で女性が殺害され通帳などが奪われた強盗殺人事件についてです。通帳から引き出された金の一部を受け取ったとされる女の初公判が開かれ、女は起訴内容を認めました。

初公判が開かれたのは、北九州市小倉北区の無職・岡村愛香被告（24）です。

この事件はことし6月、水巻町の町営住宅で辻つぐみさん（当時52）が首を絞められて殺害され、通帳などが奪われたとして、妹の辻和美被告（51）が強盗殺人の罪で、知人の岡村恵美被告（47）が強盗致死の罪で起訴されています。

起訴状などによりますと、娘の愛香被告は、和美被告が銀行をだまして引き出した金のうち40万円を受け取った罪に問われています。

30日の初公判で起訴内容に間違いがあるか問われた愛香被告は「ないです」と答え、起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で、愛香被告が受け取った金について「8万円をきょうだいに自動車の購入費用として貸し、残りを生活費の支払いにあてた」と指摘しました。

この事件で、愛香被告は強盗殺人容疑で逮捕されましたが、これについては『処分保留』となっています。