危険ドラッグの成分含む製品を所持・販売か 会社役員の男2人逮捕 医薬品医療機器法違反 福岡
危険ドラッグの成分を含む製品を販売する目的で所持したとして18日、会社役員の男2人が逮捕されました。法律で規制されていない、大麻由来の成分が入ったオイルなどの専門店とうたい、販売していたとみられています。
医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕されたのは、福岡市東区の会社経営、嶋田洪作容疑者(37)です。
九州厚生局麻薬取締部によりますと、嶋田容疑者は去年11月、経営に携わる福岡市博多区の「MARY櫛田神社前店」で、大麻と似た危険ドラッグの成分を含む植物片3グラム余りを販売目的で所持した疑いです。
立ち入り検査で提出を受けた製品を鑑定した結果、危険ドラッグの成分が確認されたということです。
「MARY」は法律で規制されていない、大麻由来の成分が入ったオイルなどの専門店とうたっていました。
■竹原侑記者
「こちら親不孝通りに面した店舗の中で現在、捜査が続いています。」
麻薬取締部では、系列の「親不孝通り店」や「警固店」に対しても家宅捜索を行っています。
また、嶋田容疑者と同じ容疑で、実質的経営者の小林将治容疑者(38)も逮捕されました。
嶋田容疑者らはインターネット上でも植物片を販売していて、ことし6月、購入した兵庫県の20代の男性が吸引後に、おう吐や全身のしびれを訴え救急搬送されたということです。