【ストップ!詐欺被害】大学生がデザインした「ハンドブック」が完成 高齢者にも分かりやすい冊子に「SNS型投資・ロマンス詐欺」への対応も盛り込む 福岡
大学生が警察と連携して、詐欺被害を防ぐための「ハンドブック」を作成しました。被害が拡大している「SNS型投資・ロマンス詐欺」 への対応も盛り込まれています。
18日、福岡市東区の九州産業大学では、臨床心理学やデザイン学を専攻する学生4人が、詐欺被害を防ぐための「電話対応ハンドブック」について発表しました。
このハンドブックは、九州産業大学が福岡県警と連携して作成したもので、学生らの意見を取り入れた絵のデザインを用いるなど、高齢者でも見やすいような冊子となっています。
ウソのもうけ話や恋愛話に注意を促すデザインで、「SNS型投資・ロマンス詐欺」への対応も盛り込みました。
■九州産業大学 芸術学部 ビジュアルデザイン学科2年・坂本愛さん
「すぐにこういったもの(ハンドブック)があると思い出せるようなツールになればいいなと思って作成しました。」
福岡県警によりますと、ことし1月から10月までの「SNS型投資・ロマンス詐欺」の被害額の合計は60億円を超えています。
ハンドブックは公民館や老人クラブなどに配布し、詐欺被害の啓発に活用されるということです。