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【初公判】3年分の所得2億6000万円を申告せず 漫画家「免れようという気持ちはなく数年分をまとめて申告しようと」 検察「締め切りを優先」 福岡地裁

2024年5月31日 17:41
【初公判】3年分の所得2億6000万円を申告せず 漫画家「免れようという気持ちはなく数年分をまとめて申告しようと」 検察「締め切りを優先」 福岡地裁
起訴内容を認める

漫画家としての3年分の所得、およそ2億6000万円を申告せず、4700万円あまりを脱税した罪に問われている女の裁判です。31日に開かれた初公判で、女は起訴内容を認めました。

所得税法違反の罪で起訴されているのは、人気漫画「薬屋のひとりごと」の作画を担当する、福岡市に住む漫画家、池田恵理香被告(36)です。

起訴状によりますと、池田被告は2019年から3年間の所得がおよそ2億6000万円あったにもかかわらず、期限までに確定申告をせず4700万円あまりの納付を免れた罪に問われています。31日の初公判で、池田被告は起訴内容を認めました。

ただ「免れようという気持ちはなく、数年分をまとめて申告しようと思っていた」と述べました。

検察側は冒頭陳述で「漫画の原稿の締め切りを優先し、確定申告の書類整理がおっくうだった。脱税した金を実家の建て替えに使った」などと指摘しました。

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