宿題せずご飯はふたつかみ、ハンバーグはひと口 「給食減量は体罰」男子児童ら損害賠償請求
福岡県宮若市の小学校で、担任から給食を減らされる『体罰』を受けたなどとして、男子児童と両親が損害賠償を求めている裁判の第1回口頭弁論が開かれました。
訴えているのは、宮若市内の小学校に通う男子児童とその両親です。
訴えによりますと男子児童は、1年生だったおととしの1学期後半から3学期にかけて、「宿題をしていない」などの理由で、担任の女性教諭から給食が減らされることが、なかば常態化していたということです。
ご飯は箸でふたつかみ程度、ハンバーグなどはひと口程度に減らされていたとしています。
男子児童と両親は給食を減らされたことが『体罰』にあたり、精神的苦痛を被ったなどとして、宮若市と福岡県に165万円の損害賠償を求めています。
■訴えている母親
「当時教室で1年間何が行われていたのか。調査をお願いしましたが、事実関係はうやむやのまま。裁判ではっきりさせたい。」
被告側は、請求の棄却を求めています。