カキ養殖の海洋ゴミを再生資源に!リサイクル施設が完成【広島】
カキを養殖する際に出る海洋ゴミを再利用しようと、県漁連が構想から6年半をかけた施設が20日、お披露目されました。
■宮脇キャスターリポート
「再利用されるのはカキの養殖の際に使われるこうした発泡スチロールや、養殖する際に使うプラスチックの道具など海洋ゴミと言われるものです」
広島市西区の草津港に完成したのは海のゴミを再生資源へとリサイクルする施設です。
カキ筏を浮かせるために通常、1台あたり30個ほどの発泡スチロールが使われており、養殖が盛んな広島県では年間でおよそ3万個のゴミが出ます。この施設では粉砕したのちペレットに加工します。
また、プラスチックのパイプは細かく砕き、ともに燃料へと姿を変えます。
来年6月以降に本格稼働し、県の漁業関連施設で使用するボイラーの燃料となります。
■広島県漁業協同組合連合会 米田 輝隆 代表理事会長
「漁業系のごみが多く流れていたのでこの施設が出来れば海洋ごみがゼロになるのではと思う」
県漁連は今後も海の環境を守りながら、持続可能な漁業に取組みたいとしています。
【2024年11月20日】