広島市中区で17.5度 各地で今季の最高気温を更新 スキー場は困り顔
13日に続き、暖かい1日となった広島県内ですが、季節外れの暖かさがさまざまな影響を及ぼしています。各地の悲喜こもごもです。
薄いピンクに色づいた花びら…。JR海田市駅のホームの端に立つ早咲きの「カンザクラ」です。通勤・通学客らを見守るように咲き、長年、駅のシンボルとして親しまれています。サクラはここ数日の暖かさで一気に花が開き、いまは3分咲き…。枝先のつぼみも本格的な春を待ち望んでいるようです。
■駅の利用客(海田町民)
「きれいでよかったですよ。やっぱりあたたかいです。もう春という感じですよね」
県内では、広島市中区で17.5度を記録し、4月上旬並みの暖かさとなりました。また16地点で今季の最高気温を更新しています。
一方、早すぎる「春の陽気」にスキー場は困り顔です。北広島町にある大佐スキー場は、暖冬の影響で今シーズンは休業が多く、先月下旬の寒波で60センチ積もった雪は20センチを切っています。
■大佐スキー場営業担当 青木果奈江さん
「後ろの状況を見ていただいたらわかる通り、芝が見えていたり厳しい状況になっています。営業日数が長くなかったので(暖冬を)ひしひしと感じている」
スキー場では15日は雨予報のため、すでに休業を決めています。
《2024年2月14日放送》