全国高校サッカー選手権 堅い守備で勝利を呼び込め! 広島国際学院の1回戦の相手は!?【アナたにプレゼン・テレビ派】
広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。小野宏樹アナウンサーが、全国高校サッカー選手権に広島県代表として出場する、広島国際学院高校サッカー部についてプレゼンします。
広島国際学院高校は、2023年は創部初優勝から2年続けて全国大会に出場します。2023年は、全国ベスト16の成績でした。
先日、東京都内で組み合わせ抽選会が行われました。コロナの影響で、2023年まではリモート開催でしたが、2024年は5年ぶりに全国の選手と監督が集まっての抽選会となりました。広島国際学院高校は、上野陽光キャプテンがくじを引き、初戦は過去優勝2度を誇る高校サッカー界の雄・静岡学園高校に決まりました。
対戦が決まった時、若干表情が動いたように見えた上野キャプテンに話を聞きました。
■広島国際学院高校 上野陽光キャプテン
「プレミアリーグでやっている学校なので、相手はすごい強いと思うので、自分たちもこれからの練習で、もっとギアを上げていかないといけないなと思いました。去年ベスト16で負けているので、それの記録を1つでも大きく塗り替えれるようにあと1ヶ月準備して、全国大会で1つでも多く勝てるように頑張っていきたいです。」
そして、県大会決勝で2ゴールを決めたチームメートの喜々津夢斗(ききつ・ゆうと)選手にも、抽選の結果について話を聞きました。
■広島国際学院高校 喜々津夢斗(ききつ・ゆうと)選手
「強い相手とできると決まって、ワクワクしています。楽しみな気持ちの方が大きかったです。自分も負けずにテクニックで相手を翻弄したり、チャンスを作って試合に勝てるように頑張っていきたいです。」
両校は、2023年の全国大会2回戦で対戦をしています。その試合は、1対1・PKで広島国際学院高校が勝利を納めました。静岡学園高校としてはリベンジを、広島国際学院高校としては2023年の再現をという、そんなストーリーがある試合です。
対戦する静岡学園高校は、これまで2度の全国制覇をしています。OBには「キングカズ」こと三浦知良選手を始め、数多くのJリーガーや日本代表選手を輩出しています。スタイルは、ブラジル仕込みのテクニックを持ち味としたチームで、攻撃的なサッカーをします。
その静岡学園高校に、どう対していくのでしょうか。広島国際学院高校の持ち味はズバリ、守備です。今回の県大会決勝トーナメントで、無失点での優勝は10年ぶりだったそうです。この堅い守備の原点は、2023年の全国大会で強豪と戦って学んだことだったと言います。
守備の中でも「強度」について、広島国際学院高校サッカー部の谷﨑監督は、強豪と戦う中で「うちとの違いは強さ」で、選手には「まとわりつけ」という言葉を言い続けてきたそうです。県大会の決勝では、ペナルティエリアに侵入してきた相手に対して1~3人付くだけでなく、後ろからも2人で挟み、さらにシュートを打たれてもキーパーがセーブするという「強い守備」の場面が見られました。「絶対にボールを取る」という強い意志を感じることができます。
広島国際学院高校ディフェンダーの田中柊宇(しゅう)選手は、まとわりつく守備について「相手が余裕を持ってプレーをしていても、最後まで厳しく相手にコンタクトをしていく。少しでも体を寄せていくことで、シュートミスを誘うことができる。」と話していました。
谷﨑監督も「今の自分たちの礎になっている」と話す、2023年の全国大会でも対戦した静岡学園高校を相手にどのような戦いを見せてくれるのでしょうか。広島国際学院高校の全国大会の初戦は、12月29日(日)に埼玉県で行われます。試合の模様は、広島県でも生中継をします。広島国際学院を応援しましょう。