女性の健康寿命が初めて全国平均を超えた! 「女性の健康週間イベント」を広島県が初開催【わたしらしく生きるプロジェクト】

3月1日から8日の1週間は、厚生労働省が「国際女性デー」に合わせて定めた「女性の健康週間」でした。広島でも健康を考えるイベントが開かれました。
■イベントスタッフ
「(必要な野菜の量が)1日350gと言われているのが、今175gくらいなので、今の倍くらいいけたらいい感じ。きょうこれを食べてもらったら、大丈夫です。」
国連が定める「国際女性デー」の8日、広島市中区で女性の健康課題を改善しようと、広島県が初めてイベントを開きました。イベントには、血管年齢や、野菜の摂取量を測定するブースが並びました。
■広島県健康づくり推進課課長 山下十喜さん
「広島県の女性は運動が少し足りないのと、あとはメンタルとか休養に問題があった。日常生活上で、健康になるようなヒントが得られたらいいなと、このイベントを企画しています。」
健康寿命のグラフを見ると、最新の調査で、広島県の女性が初めて全国平均を上回りました。
それでも、まだ課題があります。県が2024年に実施した調査では、他の県より1日8時間以上座って過ごす人が多いことや、骨折予防などの知識が、認知されていないことが明らかになりました。
イベントでは、「骨の健康度」を測定するブースに行列ができていました。手首の骨に音波をあてて、骨量を調べることができます。測定した家族は、平均以上の結果に胸をなでおろしていました。
■参加した人は…
「結果はB評価だったので、ちょっとドキドキしてたんですけど。Bでよかったなって思っています。日頃の日常生活を振り返るいい機会になったので、こういうイベントに、参加できてよかったなと思っています。」
「牛乳飲んだり、カルシウムのお菓子とかよく食べています。」
広島県の女性の健康寿命は、2019年までは全国平均を大きく下回っていました。しかし、1月に県が明らかにした2022年の調査では、「75.85年」で全国13位と初めて全国平均を上回りました。一方で、男性は全国順位を大きく落としています。
県は、女性の数値上昇は、高齢者の介護予防に力を入れた成果ではないかと分析しつつ、女性だけでなく、家族やパートナーと一緒に参加できる健康イベントを続けていきたいとしており、秋ごろにも同様のイベントを開催したいとしています。そして、広島テレビでは、3月29日(土)と30日(日)に「美と健康と食」のイベント『フェムミナーレ』を開催します。豪華ゲストによるトークショーも予定します。詳しくは、広島テレビのホームページをご覧ください。
【テレビ派 2025年3月10日放送】