東日本大震災が発生した午後2時46分。広島市の平和公園では約40人が犠牲者に祈りを捧げました。今年は、全国で起きた様々な災害の被災地を含め「共に歩む」との思いを込めて開催しました。会場では「3.11」の数字をかたどったキャンドルを灯します。

■3.11東日本大震災を忘れない追悼の集い広島実行委員会 松原 裕樹 委員長
「遠い広島からも思いを寄せているということとまだ広島や中国地方にもたくさんの方が避難されていますのでそういった方々と一緒に今も活動していることを伝えられたらと思います」

一方、広島への避難者を支援する団体「アスチカ」によると96世帯312人が今も避難しています。アンケートによると、「今後の予定」については「今住んでいる自治体へ定住」が半数を占め「決めていない」が3割でした。生活の安定を感じる人が増えている一方で、避難元にいる人との関係に寂しさを感じる人が多くなっています。

■ひろしま避難者の会アスチカ 三浦 綾代表
「その世帯が得られる支援策を一緒に見つけていきながら選択をした結果いいこともうまくいかないこともあるかもしれないのでそういった時に支えられる存在でありたいな」

【2025年3月11日放送】