「相生通りを公園のように」広島市のメイン通りが変化?
広島市のメインストリートのひとつが、大きく変わるかもしれません。中心部のまちづくりに取り組む団体が、「相生通り」を歩行者や公共交通機関のみの空間にする計画を広島市に提言しました。
■小田成実 記者
「広島市中心部の八丁堀エリアです。多くの車や人が行き交うこの通りを大きく変化させる計画が浮上しています」
広島駅前と中区の紙屋町・八丁堀エリアを結ぶ「相生通り」です。この通りを公園のように整備する構想があります。歩行者と公共交通機関のみの空間にし、広くした歩道にカフェやベンチなどを設置します。計画を進めるのは、民間企業などで構成する「カミハチキテル」というまちづくり団体です。松井市長を訪問し広島市に協力を求めました。
■カミハチキテル 若狭利康 代表
「車中心から人中心の社会へと転換していかないといけない。歩いて街を楽しんでもらう仕事をしてもらう」
団体は、一般車両が通れなくなるため、周辺の交通渋滞が懸念されることから市との連携が不可欠だとしました。
■カミハチキテル 若狭利康 代表
「市のほうは、全体的な交通戦略や都市全体のグランドデザインを考えていただく。それをすり合わせしながら協議会で進めていければ」
団体は、2020年代後半から歩道の拡張などを進め、2030年以降に完成させたいとしています。
【2024年4月17日放送】