県庁の駐車場も活用 広島市中心部に「憩いの場」が続々と誕生
きょう(11日)、県庁の敷地に新たに建設される商業施設の起工式が行われました。この施設を含め、市内中心部では商業スペースが続々と誕生していますが、共通するのが”憩いの場”です。
県庁で開かれた起工式は、湯崎知事ら関係者約30人が出席しました。施設が建つのは県庁正面にあった駐車場スペースで、県は敷地の有効活用のため市民の憩いの場をつくることを目的に、ヒロシマゲートパークなどを手がける事業者らを選定しました。
飲食店などを備えた平屋の木造建物2棟は合わせて589平方メートル。総事業費は6億1000万円です。周辺には芝生広場を設け、屋外スペースで飲食を楽しむことができます。今月から工事を始め、2025年春の開業を目指します。
■NTT都市開発 辻上広志 社長
「まわりが今、大きく変わろうとしている。そこと親和性を取りながら、ここに来る人だけではなく周りに住んでいる人も含めて憩いの広場になるようにしていきたい」
■宮脇靖知リポート
「穏やか気候のもと、子供たちと一緒に訪れる家族の姿もあります。広島市内中心部では、商業施設だけでなく憩いの場も兼ね備えた施設も多くなっています」
2023年3月に開業したゲートパークをはじめ、8月の開業を目指しサッカースタジアムの東に建設中のヒロパはバーベキューやサウナなどを含む複合施設が中央の広場を囲みます。
一方、既存の商業施設も憩いの場です。県庁前にある「パセーラ」は屋上庭園をリニューアルし、飲食をしながらサッカーなどスポーツ中継を楽しめる「パブリックビューイングの聖地」を目指します。
また、そごう広島店も15年ぶりに屋上を改修。レモンや柿の木を植えたほか、ハーブやバジルを育てる農園もつくるなど自然豊かな安らぎの空間を生み出します。
■湯崎知事
「周辺ににぎわい施設がたくさんできる。皆さんが回遊するにあたって、ここでほっと一息つけるような憩いの場をつくりたいと思っていて、皆さんに愛されるようなものになればいいと思っている」
(2024年4月11日放送)