■大江芳樹記者リポート
福山市の鞆の浦に来ています。夕方になり強い雨が降りましたが、雨、風ともに落ち着いています。海を見ても、波の高さは普段とあまり変わりません。

観光地の鞆の浦ですが、ほとんどの店が台風に備え臨時休業しており、町は閑散としています。気象台では30日夜、高潮への注意を呼び掛けており、福山市では午後9時ごろに満潮を迎えます。高潮による被害を防ぐため、29日から稼働しているのが、こちらの防潮用のゲートです。ゲートの高さは１メートルで、鞆港を囲うように約140メートル設置されています。このほか常夜灯の近くには、大きな土嚢を設けるなどして高潮に備えています。

福山市では29日から市内10か所に避難所が開設されていて、午後6時時点で7世帯7人が自主的に避難しているということです。広島県東部でも引き続き、警戒が必要です。
《2024年8月30日放送》