被爆者の体験を子どもたちに語り継ぐ 被爆2世のメッセージ【NEVER AGAIN・折り鶴プロジェクト】
広島テレビの被爆80年に向けた取り組み『ネバーアゲイン』のひとつ「折り鶴プロジェクト」。被爆者の体験を子どもたちに語り継ぐ、被爆2世のメッセージです。
広島県福山市に住む被爆2世、植岡進次(うえおか・しんじ)さんです。母・淳子(あつこ)さんは、13歳の時、爆心地からおよそ2キロの広島駅で被爆。その被爆体験を家族に語ることなく、亡くなりました。
■植岡進次さん
「私が思うに、それ(被爆体験)を話すことによって、その当時の悲惨な状況を、思い浮かべたくないんじゃないかと思うんですよね。」
植岡さんは現在、被爆者とその家族でつくる「福山市原爆被害者友の会」の事務局長を務め、子どもたちに被爆者の体験を伝えています。
植岡さんが、折り鶴に込めたメッセージは…
■植岡進次さん
「世界平和、核兵器廃絶。」
■植岡進次さん
「私たち、福山市原爆被害者友の会(の会員)は、原爆によって人生を狂わされた。そういったことが一刻も早く無くなって、世界の人みんなが安心で安全に暮らせていけるような世界になってほしいですね。」