青春を取り戻せ!呉市の高校生たちが合同文化祭
呉市で先週末、ある文化祭が行われました。8つの高校が学校の枠をこえ、初めて”合同”で開いたもので、「コロナ禍で失われた青春を取り戻す」がテーマです。
演奏やダンスを披露するのは高校生。初めて開かれた、呉や広島の8つの高校による合同文化祭です。本番まで3週間。準備に余念がないのは、8つの高校から集まった19人の実行委員です。テーマは、「コロナ禍で失われた青春を取り戻す」。学校行事が軒並み中止となったため、”思い出をつくりたい”と春から企画をあたためてきました。
■文化祭実行委員 呉工業高等専門学校内田歩輝さん
「こうやって大きい舞台でやらせてくれるのはありがたいし企画も高校生がやりたいことを 大人がサポートして自由にやらせてくれるので楽しいです。がんばります!」
迎えた当日。初めての合同文化祭は、多くの地元企業の賛同を得ました。会場では、生徒たちが日ごろの部活動の成果を披露。また各学校の特色を紹介する模擬店などが並び、運営に携わった高校生は、200人以上にのぼります。
■来場者
「高校生がみんなで立ちあげてやってるのをみて感動しました今後の娘の高校選びもこういう高校があるんだと参考になりました」
プログラムには、eスポーツなど、今話題のコンテンツも取り入れ、集客を図りました。また、メンバー3人が呉市の高校出身という人気バンドも登場、会場を盛り上げ、約2000人が集まりました。
■文化祭実行委員・崇徳高校 梶脇響さん
「本当に楽しかったです。お客さんがどれだけ来るか分からなかったけど思った以上に来てくれてうれしかった」
■文化祭実行委員・呉宮原高校 三田果穂さん
「みんなで一生懸命準備してこうして楽しんでもらえたのでやってよかったなと本当に思います。青春したなという感じです高校生最後に」
コロナ禍を乗り越え、高校生の力で作り上げた初めての合同文化祭は、若者たちの青春の1ページとなりました。
【2023年11月22日 放送】